外壁塗装・工事のときには保証内容を確認すべし

その3)保証内容を確認すべし

塗装業者の選び方で重要なのが、アフターフォローを含めた保証内容。10年保証だから大丈夫!…そう言い切れない業界のタブーに切り込みます。

目次

塗装業者の選び方(3)保証内容をチェック

塗装業者のなかには、保証書をつけてくれる業者も多くなっています。保証内容は業者によって違いますが、主に塗装後のはがれなどの不具合に対する内容を含んでいる場合が多いようです。

保証期間はまちまちなのが現実。これは、使用する塗料とそのメーカーにもよります。例えばウレタン樹脂塗料を使用した場合は5年前後、フッ素樹脂塗料だと10年前後の保証を設けているようです。そもそもメーカーも保証期間を設けているので、それに準じて設定されています。

万一、保証を受ける際にはメーカー保証や出荷証明書・施工中写真や施工前の診断書などの提示が必要になります。保証がついているとうたいながら、こうしたものを渡さない不届きな業者もあるようですので、必ず受け取り保管しておきましょう。

保証があっても留意したいポイント

保証がついているから安心!と気楽な構えではいけません。保証対象だろうと思っていたトラブルが、対象外であることもありますので確認が必要です。

例えば、外壁塗装でよくある「クラック」。実は、クラックを保証対象としている外壁塗装業者は稀有で、ほとんどの業者では対象外となっています。というのも、クラックの原因には地盤補強をしっかりせずに建築し、不同沈下が生じたことで起こるケースなどもあるからです。

この場合、塗装の手抜きが原因ではないので、保証は塗装業者ではなく建物施工した会社がしなければなりません。何回塗り直してもクラックが生じてしまう場合は、建物の施工会社や不動産会社に相談することも検討しましょう。

また、損害賠償の有無があるのか、それは業者なのかメーカーなのかといった責任の所在もしっかり確認しておきましょう。

さらに、保証は万一のときにすぐに使えることも重要。そのためには、地域密着型の塗装業者のようなフットワークの軽いといった対応力も、塗装業者の選び方のポイントになってきます。

そしてこれは基本的なことですが、建設塗装業の許可証や劣化診断士がいるといったことも、業者選びのポイントですので、事前にチェックしておきましょう。

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