トラブル事例で学習!外壁塗装の悪徳業者対策

外壁塗装業者のなかには、いわゆる悪徳業者も多くトラブルが多発しているという現状もあります。こうした被害にあわないために、悪徳業者を見抜く方法や対策について案内します。

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トラブル事例で学習!外壁塗装の悪徳業者対策

外壁塗装の悪徳業者によくある共通点

リフォーム工事で、何らかのトラブルや被害を受けた相談件数は年々増えています

独立行政法人国民生活センターによると、訪問販売の相談件数は年間6,000件以上

1日換算で15件以上の相談が寄せられているようです。それでは、外壁塗装に限ってみるとどんなトラブルが多いのでしょうか。いくつかのケースを紹介します。

ケース1:塗装後すぐ、はがれやサビが生じた

一般的に、一度外壁塗装をすると長くて20年、短くても5年は不具合が生じることがないとされています。しかし、悪徳業者に依頼すると工事後1年以内にはがれや色あせ、サビなどが生じたという話が多いようです。

下地調整や下塗りの手抜き、塗料の水増しなどがその理由で、安価な金額で引き受ける下請け業者などが起こすケースもあるようです。

また、業者のなかには「うちは5回も塗るから安心ですよ」などと言うところも。塗装の回数や塗料の使用量はメーカーで規定されていますので、どういう内容で5回と言っているのかなどを聞いてみることも大切です。

【対策】

他社よりも圧倒的に安い業者は選ばないこと。また、塗装中には業者に写真を撮ってもらうなど手抜きをしていないことをこまめにチェックするのも大切です。施工業者が下請けの場合、どこに責任があるのかも事前に確認しておくようにしましょう。他社よりもサービス内容が多すぎる業者には、作業や費用の内訳を細かく聞いてみましょう。

ケース2:追加費用が発生した

とくにパッケージ化したサービスによくあるケースです。

「お宅の外壁だとアレが必要ですね」「コレも必要ですが、今なら安くやっておきましょう」など、オプションをつけていくパターンで、追加料金が発生することがあります。また、施工中に不具合が見つかり追加料金が生じるケースもあります。

【対策】

施工前にきちんと現地調査を行っているかを確認すること。もちろん立ちあって、外壁で気になっている点は質問するようにしましょう。その様子を写真や動画で残しておくのも一手です。それから、契約時にはこれ以上お金がかからないのかを念押ししましょう。

ケース3:希望した色と違う

外壁の色選びの際は、業者が持つ見本帳を見せてもらって決めるのが一般的です。

ただし、見本帳は紙素材のカタログですし、しかも室内(蛍光灯の下など)で見るもの。それが外壁材に太陽光の下で見ると、色が違って見えることがあるのも当然でしょう。

【対策】

試し塗りをしてもらいましょう。実際の外壁でもよいですし、同じ外壁素材のものを用意してもらい外で確認するというのもよいでしょう。また、カラーシミュレーションをしてくれる業者もいますので、こうしたサービスを提供している業者を選ぶのも一手です。なお、実際の色は見本帳より明るく鮮やかなに見えることを覚えておきましょう。

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