外壁塗装・外壁工事の時に見積書をチェックすべし

見積書をチェックすべし

自社オリジナル塗料は、実は存在しないことを知っていますか?塗料の水増し問題も踏まえ、外壁塗装の業者選びで最も大切な見積もりのチェックポイントを紹介します。

目次

外壁塗装業者の選び方(2)見積もりの見方

複数の業者に見積書を依頼して届いたけど、何を見ればよいかわからない…という人も多いのではないでしょうか。そんなとき、これだけはチェックしておきたいポイントを説明します。

使用する塗料メーカーや商品、数量を明記している

使用する塗料がどのメーカー(または商品名)を使っているのか、塗料は全部で何缶使うのかといったことまで、見積書にしっかり明記している業者なら信頼できます。逆に、何の塗料を使うか明記していない見積書は要注意です。

もちろん明記されているからといって、その塗料が外壁の現状に合っているのかを確認する必要があります。業者のなかには、利益目的で高い塗料を勧めてくるところもありますので、なぜこの塗料を使うのか納得のいく理由を確認するようにしましょう。

自社開発のオリジナル塗料について

塗装業者のホームページなどでよく見かける「独自に開発した高機能オリジナル塗料」という趣旨の言葉。実はこれ、とあるカラクリがあるのです。

端的に言ってしまうと、業者オリジナルの塗料というものは存在しません。「自社開発」という響きからして凄そうな印象を受けますが、100%塗料メーカーが出荷しているもののラベルを張り替えただけです。

このラベルを自社商品名にすること自体は問題なく(塗料メーカーと契約しているので)、どちらかというと自社製品であることをアピールすることで、メーカー出荷の価格よりも高くなることです。

ですので、自社オリジナル塗料であることを猛アピールされた時は、疑いの目を向けてもよいかもしれませんね。

ちなみに、材料一缶の単価はインターネットなどで誰もが簡単に調べられます。一例として、いくつか紹介します。
※以下はリサーチ時の価格です。

見積もりには塗料だけではなく、足場の建設や高圧洗浄、養生などの費用も含まれます。内訳ごとの費用相場もまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。

同じ耐用年数の塗料を使っている

外壁塗装の塗料は、10年の耐用年数でも屋根は5年、雨戸や雨どいは7年…と耐用年数が違うと、その後、何度も施工する必要がでてきます。使用する塗料は、同じ対応年数のものかどうかを調べるようにしましょう。

「下塗り」「中塗り」「上塗り」の記述がある

外壁塗装は、複数回塗る必要があります(メーカーによって規定)。塗装業者によって言い方は異なるかもしれませんが「下塗り」「中塗り」「上塗り」などと呼ばれています。規定通りの回数を塗らないと、耐用年数が短くなったり、塗装後数年でクラックなど傷みも目立つようになったりします。

悪徳業者のなかには、複数回塗らなかったり(見積書にはあいまいに明記して)安くしていることを強調するところもあります。明細に記載されていない場合は、一度確認してみましょう。

塗料の水増しに要注意!

あまり信じたくはないのですが、塗料を水などで薄めて手抜きしているところもあるようです。

これを見抜く方法は、見積もりの際に使用する缶数を確認すること。塗料にもよりますが、一般的な住宅(外壁面積が150m2)の場合、おおよそ12缶は使われます。これより少ない場合は、水増しされている場合がありますのでチェックするようにしましょう。

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